聞いたことに答えてくれない人、いますよね。
「いやいや、欲しい答えはそれじゃないよ!」と言いたくなります。
今回は「聞いたことに答えない人の心理は?質問に答えない人」という内容を、心理カウンセラーの筆者がご紹介します。
いろいろなパターンがありますが、突き詰めれば、今から紹介する2つのどちらかのパターンになるケースがほとんどです。
1.責任を取りたくない
質問にストレートに答えると都合が悪い場合、わけがわからない返事が返ってきます。
「もし何かあったら自分が責任を取らないといけない。それは嫌。」という心理です。自信がない人や、そのことへの理解が足りない人に多いケースです。
わたしの体験を例に説明します。(※個人を特定できないようにしています。)
娘の習い事で、指定された時間に迎えに行きましたが、いつもと違う活動内容のため終わっていませんでした。そこでスタッフAさんに再度迎えにくる場合の時間をお聞きしたのですが、はっきりした答えが返ってこなかったことがあります。
私「何時に迎えにくればいいですか?」
Aさん「予定が押してて、今から○○を始めるんですよ~」
私「そうなんですね~。迎えの時間だけわかればと思ったのですが。」
Aさん「途中で抜けますか?」
私「いいえ、予定はないので最後まで参加します。何時頃迎えにくればいいですか?」
Aさん「少々お待ちください」
—–他のスタッフに確認へ行く—–
Aさん「今から最低でも30分はかかって、その後片付けまでみんなでやりたいと思っているのですが・・・ご自身で判断していただけますか。」
このスタッフAさんの場合、はっきりした時間をわたしに伝え、それが違ったときに責任をとりたくない、またはとれないという心理からこのような回答になったと予想できます。
2.感情が先走る
感情のはけ口がなく、他に話を聞いてもらえる相手がいない場合に多いです。
「聞いて聞いて!わたしの話を!」という心理です。ちょっと大袈裟かもしれませんが。
心置きなくおしゃべりできる相手がいない方や、一人暮らしのお年寄りに大変多いケースです。
例をあげて説明します。
A子「明日の会議は延期になりました。その件について連絡はありましたか?」
B子「会議、延期になったんですね。よかった~。今、私精神的に参ってたから。いろいろあって。昼休み、ランチ行きませんか?」
B子さんの場合、このチャンスを逃すと他に話を聞いてくれる人がいないという心理からこのような回答になったと予想できます。
人のこころ
人の気持ちって、自分なりの納得感がないともやもやしたまま終わらないのです。
何か出来事が起こり、その出来事を受け止め、自分なりに消化できればそれでOK。
でも、うれしいことも悲しいことも、それが自分にとって大きな出来事だとひとりで消化することは誰にとっても難しいもの。
これは年齢や職業問わずです。
小学生も、おばあさんも、OLさんも、大富豪も。
そんなとき、心の中で思っていることを話し、受け止めてくれる相手を見つけておきましょう。
まとめ
いかがでしょうか。
今回は「聞いたことに答えない人の心理は?質問に答えない人」という内容を、心理カウンセラーの筆者がご紹介しました。
今回の内容をかんたんにまとめます。
- 聞いたことに答えない人にはいろいろなパターンがあるが、突き詰めれば2つになる
- 1つ目は、責任を取りたくないケース。自信がない人や、そのことへの理解が足りない人に多い。
- 2つ目は、感情が先走るケース。感情のはけ口がなく、話を聞いてもらえる相手がいない場合に多い。
ひとつでも参考になる情報があればうれしいです。
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